【TOEIC】スコア別の英語レベルと対策方法まとめ

TOEICは990点満点の試験です。TOEIC500点なのかTOEIC800点なのかによって、その方の英語力は異なります。しかし英検のように1級・2級と別れていないのでレベルの違いがわかりにくいですよね。

そこで本記事では、TOEICスコア別の英語レベルを100点ごとに8つの段階に分けてまとめました。またレベル別に必要な対策も紹介しています。

記事を最後までチェックすれば、TOEICのレベル感や自分がどのくらいのスコアを目指すべきなのかが分かり、TOEIC対策の良いスタートが切れますよ。

目次

TOEICスコア別の英語レベル

TOEICスコア別のレベルを以下8段階に分けて紹介します。

  • TOEIC〜300点
  • TOEIC300〜400点
  • TOEIC400〜500点
  • TOEIC500〜600点
  • TOEIC600〜700点
  • TOEIC700〜800点
  • TOEIC800〜900点
  • TOEIC900〜990点

なおTOEIC300点以下のスコアは、100点ごとに区切っていません。TOEICはマークシート式で3〜4択の試験なので、適当にマークしても4分の1である約250点は取得できてしまうからです。

TOEIC〜300点

TOEIC300点未満の方は、英語超初心者レベルです。TOEICは選択肢3〜4つの中から正解を選ぶ試験です。満点が990点なので、とりあえずマークさえしておけば、250点程度は取れてしまいます。よって、TOEIC300点未満の方は、自力で解ける問題はほとんどないと言っても過言ではありません。

TOEICを受験して300点未満だった方は、TOEIC対策ではなく、中学英語の復習から始めましょう。中学高校の英語を一通り学び直すだけでも、400点程度は取れるはずです。無理にTOEIC対策用の参考書や単語帳を購入しても、内容が全く分からず挫折につながってしまいます。

中学英語を一通り学べる教材を購入し、その中でも忘れてしまっている単元のみを学習しましょう。

TOEIC300〜400点

TOEIC300〜400点は、中学英語は一通り理解できているが、高校英語が曖昧なレベルです。まだ資格としてもアピールできず、履歴書には記載しない方がいいです。簡単な英語の読解はできるが、英会話は単語レベルの会話しかできないレベルです。

TOEIC400〜500点

大学入試を経験した高校生が、大学入学後にTOEICを受験した際、最も多いのが400点〜500点です。500点は新卒社員に期待するTOEICスコアの最低ラインです。

TOEICは600点から履歴書に書けると言われます。TOEIC400〜500点の方は600点までもう少しなので、この調子で600点を目指しましょう。

TOEIC500〜600点

TOEICの平均点は毎回580点前後です。よって500〜600点はTOEICの平均点に近い点数だと言えます。新卒採用では「TOEIC500点から記載可」としている企業もあり、少しずつTOEICが就活などの役に立ってくるレベルです。ただし英会話に関しては簡単な会話に留まります。

TOEICを受験するのであれば、最低でも目指したいレベルが500〜600点です。

TOEIC600〜700点

TOEIC600点は、上場企業が一般社員に求めるTOEICスコアの平均です。よってTOEIC600点以上を取得すれば、就職や転職がかなり有利になります。

TOEIC600〜700点では、正しい英語ではないにせよ、英語で意思の疎通ができるようになります。航空業界や旅行業界など英語を使った職種で求められる英語力の最低ラインです。

【関連記事】TOEIC600点取得のための勉強法とコツまとめ【初心者OK】

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TOEIC700〜800点

TOEICは990点満点の試験ですが、700点あたりから高得点と言われるようになります。本記事ではTOEICのスコアを100点ごとに区切っていますが、TOEIC600点から990点までを4つに分割して、600点・730点・860点・990点と分けられることも多いです。

TOEIC700点から800点を取得すれば、国際部門での業務も支障なくこなせるようになります。また海外赴任の条件や、昇進・昇給の条件としても定められることの多いスコアです。

【関連記事】TOEIC730点を取るための勉強法とおすすめ参考書3選を紹介!

TOEIC800〜900点

TOEIC800点以上を取得していれば、外資系企業も含めて、ほとんど全ての企業で、就職・転職時に足切りに会うことはありません。

例えば社内公用語を英語にしている楽天は、TOEIC800点以上の取得を社員に課しています。

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TOEIC900〜990点

TOEIC900点以上は、TOEIC受験者全体のわずか3%程度です。TOEIC900点以上を取得していれば、英語講師など、英語を活用するあらゆる職につけるようになります。英検でも最も難しい1級に相当するレベルです。

英語の聞き取りや読解については、日常生活で全く不自由を感じないレベルでできるようになります。

TOEICは目標スコアによって取るべき対策が異なる

TOEICは990点満点の試験ですが、目標スコアによって取るべき対策が異なります。例えばTOEIC600点を目指しているのに、TOEIC900点を取るための勉強をしていては、スコアは上がりません。

TOEIC600点以下・TOEIC800点以下・TOEIC800点以上の方に必要な勉強方法を、それぞれ解説します。

TOEIC600点以下は基礎学習

TOEIC600点以下の方に必要なのは、基礎学習です。本格的なTOEIC対策を行う前に、中学高校の英単語や文法を復習する必要があります。TOEICを受験して、600点以下のスコアをを取得した方は「中学高校の英語もうろ覚えかも」という方が多いはずです。TOEICの実践問題をどんどん解き進めたい気持ちも分かりますが、まずは基礎学習をこなしましょう。

TOEICはマークシート式の試験です。選択肢は3つか4つです。よって、文章の大まかな意味を理解できれば、問題に正解しやすくなります。基礎学習ができていないということは、聞いたり読んだりしても、意味の見当すらつかない英文があるはずです。ひとまず基礎を固めることで「全く分からない」ということはなくなります。

土台がないところにいくら専門的な知識を重ねても、意味がありません。中学高校の内容は覚えているところと覚えていないところが混在しているはずです。全て学び直す必要はないので、忘れてしまっているところだけを学び直しましょう。

TOEICの平均点は580点前後です。よってTOEIC600点を取得すれば、平均点越えになります。TOEIC600点を取得すれば、履歴書にも書けるようになります。TOEIC600点を取得していない方は、まずは600点を目標に頑張りましょう。

TOEIC800点以下はパート別対策

TOEIC600点〜800点の方は、パート別対策が必要です。TOEICはリスニング4パート、リーディング3パート、全7パートの試験です。パートによって得意不得意があるはずです。

TOEIC800点以上を目指すためには、得意パートを伸ばすのではなく、苦手パートを改善しなければなりません。得意パートを伸ばしたくなる気持ちは分かります。しかし9割正解できているパートを全問正解にするより、半分しか正解できていないパートを8割正解できるようにする方が、少ない量力でよりスコアアップを目指せます。

苦手なパートは勉強しても楽しくないので、つい後回しにしてしまいがちです。しかし苦手なパートから逃げずにきちんと向き合いましょう。

どこが苦手なパートか分からない方は、一度本番と同じ形式の実践問題を解いてみてください。TOEICは配点が非公開なので「どのパートが何点」と配点を出すことはできません。しかし「パート5は30問中25問正解」のように正答率を導き出すことはできます。各パートの正答率を導き出し、正答率が低いパートから重点的に対策をしましょう。

苦手パートがある方は、TOEIC800点以上は取れません。すべてのパートで満遍なく高得点を取る必要があります。

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TOEIC800点以上は実践問題演習

TOEIC800点以上を目指す方に必要なのは、実践問題演習です。TOEIC800点以上を目指す方は、基礎は固まっているはずなので、頻出単語帳などを購入する必要はありません。またどのパートも高い割合で正解できるはずです。

TOEIC800点以上を目指すには、解けない問題を見つけ出し、復習して一つ一つ解けるようにしなければなりません。そこで必要なのが実践問題演習です。実践問題演習を解いて採点をすれば、間違えた問題が分かります。その問題を復習して解けるようにし、似たような問題を他の参考書から探し出し、解きましょう。

こうやって一つずつ間違いを潰していくことで、少しずつスコアアップに近づきます。TOEIC600点や800点を目指す勉強と比べると、スコアアップの速度は落ちます。しかしこれが最も確実な方法です。

まとめ

TOEICのレベルについて解説しました。TOEIC受験者に必要なのは、目標スコアを決めて、そのスコアにあった対策をすることです。例えばスタディサプリTOEICという教材は、基礎学習からパート別対策、実践問題演習まで収録されています。毎回参考書を新しく書い直すよりは、オールインワンのアプリを使った方が、気軽にTOEIC対策ができますよ。

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