【小学生】冬休みの過ごし方のアイデアを学年別に紹介!

【小学生】冬休みの過ごし方のアイデアを学年別に紹介!

年末年始を挟んだ冬休みは寒いからと外に出ず、ダラダラと過ごしてしまいがち。
「もっと有意義に過ごしてほしい!」と考えている親御さんもいるのではないでしょうか?

冬休みを有意義に過ごせると、学習面のほかに心の成長につなげられます

この記事では、小学生が冬休みを有意義に過ごすアイデアやポイントを挙げています。
ぜひ参考になさってみてください。

今年はお子さんの成長が実感できる、充実した冬休みにしましょう。

目次

冬休み前にはメリハリのある計画を立てよう

冬休み前にはメリハリのある計画を立てよう

冬休み前はスケジュールを立てるのがおすすめです。スケジュールを立てれば、計画的で有意義な冬休みが過ごせます。
スケジュールは外出予定のほかに、1日の起床時間や勉強時間などを組み合わせた日々の流れも考えます。

冬休みは夏休みよりも短い、2週間ほどの休みです。何も考えないで成り行きに任せて過ごすと、結局ダラダラして1日が終わってしまう、ということにもなりかねません。

ゆっくり過ごす時間も普段忙しい子ども達には必要ですが、長期休みの間ずっととなると、以下のようなマイナス方向に動いてしまう可能性があります。

  • 学校が始まったときに切り替えがうまくいかない
  • 子供がスキルアップできない
  • 健康を害する可能性が出てくる

マイナス方向へ動かないようにするためにも、メリハリのある生活を冬休み中も心がけるのがベストです。

メリハリをつけて過ごすためには、学習とレジャーを組み合わせた、バランスの良いスケジュールをしっかり考えることがキーポイントです。

具体的にスケジュールに組み込むのは以下のようなことです。

  • 学習計画
  • お出かけの予定
  • 毎日やるお手伝いの内容
  • 冬休み中にチャレンジしたいこと

これらのことを、子どもと一緒に考えてみるのはいかがでしょうか。
子ども主導で決めたものであれば、お子さんが自発的に動けるはずです。

時間ごとに区切り線が入ったバーチカルタイプの手帳を買うほかに、インターネットで無料のレイアウトをプリントアウトするのも良いでしょう。親子でスケジュールを考えて書き込んでいくと、冬休みの過ごし方が分かりやすくなるのでおすすめです。

それでは、冬休みの過ごし方のアイデアを、低学年と高学年に分けて次の章から紹介します。

小学校低学年の冬休みの過ごし方

小学校低学年の冬休みの過ごし方

小学校低学年は、「楽しく取り掛かれること」の延長線上に学びがあると、学習や生活習慣が身につきやすいはずです。

以下の3つの方向から見た、冬休みの過ごし方のアイデアを紹介します。

  • 学習面
  • 遊び・レジャー面
  • 生活面

具体的に見てみましょう。

【学習面】小学校低学年へのアイデア

冬休みは、毎日の宿題以外の学習をする良い機会です。以下に2つのアイデアを載せますので、紹介します。

家での学習習慣をつける

冬休みは宿題以外の自主学習の習慣をつけるチャンスです。時間を持て余さないように有効に使いましょう。

宿題以外の学習には以下のようなものがあります。

  • 市販のドリル
  • タブレットを使った通信教育
  • スマートフォンやタブレットの学習アプリ
  • 塾などの冬期講習

冬休み中に1年間のまとめ問題を解くことで、忘れかけた単元の復習ができます。

読書習慣をつける

冬休みの時間を使っての読書もおすすめです。学校がある日は宿題や習い事に追われて、読書時間が取りにくくても、冬休みであれば読書の時間も確保できます。

本を買うのも良いのですが、たくさんの本が無料で読める図書館で借りるのがおすすめです。

しかし「本を読んでくれない」というお宅も多いかもしれません。そのような場合は、親御さんが読書に取り組むと、子どもの姿勢が変わることがあるようです。

「なんで自分だけ」と思われないためと、時間があるときは読書する、という空気を家族で作ると子どもが読書に取り掛かりやすくなるからです。

ゲームの休憩時間は読書タイム、と決めて家族全員で読書。
読書記録をつけて、誰が一番たくさん読んだかを競うのも面白いのではないでしょうか。

【遊び・レジャー面】小学校低学年へのアイデア

冬休みはほかの長期休みと違って、行事や季節ならではの遊びができます。2つのアイデアを紹介します。

スキーやスノーボードで雪遊びを楽しむ

小さいときから雪に慣れ親しんでいる子はもちろん、そうでない子も雪遊びができるのが冬休みです。
お子さんの性格にもよりますが、興味がある子ならば子どもだけでスキー(スノーボード)スクールに入れてしまうのもおすすめです。

親から教えてもらうと甘えが出てしまいますが、スクールの先生であれば弱音を吐きづらく、「なんとかしなくちゃ」という精神鍛錬にもつながります。

また先生が教えると、ある程度滑れるようになるのもポイントです。達成感が沸きやすく、一生の思い出になるはずです。

クリスマスやお正月などの行事を楽しむ

冬休み中はクリスマスとお正月といった行事があります。クリスマスパーティーでは、食事がある程度進んだら、1年間で頑張ったことなどを披露する場を作っても良いですね。

食べて飲むだけではなく、歌を歌うなどの余興のようなものがあると、華やかで家族全員が楽しめるパーティーになります。

また、お正月のお飾りやおせち料理の意味などを教えてあげるのも良いですね。
おじいちゃんおばあちゃんの家へ行くと、地域ならではの風習を学べるかもしれません。その土地ならではのものを学ぶ良い機会でもあります。

【生活面】小学校低学年へのアイデア

冬休みは学校では習わないけれど、昔からの風習や、家にいるときに気をつけるべきことなどを学べる機会でもあります。
小学校低学年でもできる、2つのアイデアを紹介します。

大掃除をしてきれいな家でお正月を迎える

今年の汚れをしっかり落とす大掃除は、毎日過ごしている家に感謝を示して家族全員でやりましょう。
とは言っても、難しい場所を子どもに無理やりやらせると来年は掃除してくれないといったことも出てきます。

できる範囲にポイントを絞って、簡単な場所をやってもらうのが良いかと思います。

掃除をやりたい場所の希望を聞いて受け入れるほかに、くじ引きで場所を決めて遊び要素をプラスするなどしても楽しいかもしれません。

自転車に乗って交通安全を学ぶ

小学校によっては、学年ごとに自転車で移動できる範囲や保護者同伴が必須、といったルールがあります。
冬休みのような長期休みはサイクリングを兼ねて、親子で自転車に乗りながら交通安全を学べる良い機会です。

近所の危ないところを確認するのも良いでしょう。交通標識や車の動きなどを見ながらの交通安全サイクリングは、運動も兼ねられるのでおすすめです。

小学校高学年の冬休みの過ごし方

小学校高学年の冬休みの過ごし方

小学校高学年になると、親に反抗する子も出てくるなど、一人の人間として「自分」というものを意識し始める年頃です。
自分自身でできることが増え、自分で考える力もついてきます

小学校高学年の冬休みの過ごし方を、低学年同様に3つにわけて紹介しています。

  • 学習面
  • 遊び・レジャー面
  • 生活面

具体的に見てみましょう。

【学習面】小学校高学年へのアイデア

高学年になると、中学校の入学を意識した学習の取り組みが必要になってきます。なかには中学受験する子も出てくるでしょう。

学習面で置き去りにならないためにも、自分で学習する習慣は付けておきたいところです。
また机に向かう学習のほかに、実際に足を運んで学ぶ体験もおすすめです。

苦手を克服する機会を作る

1年を振り返って、苦手な科目、苦手な単元を無くす機会を作ると安心して進級できます。

1年間の苦手克服は春休みにやっても良いのですが、進級・進学が重なると気ぜわしくなりがちです。
そのため、冬休み中に苦手の克服に取り組むことをおすすめします。

学校から帰ってきたテストで不正解だったところを洗い出し、再度同じ問題を解いてもらうと、良い復習になります。

また、塾に入っていない人でも、オンラインや塾の冬期講習に申し込むのもおすすめです。

塾は中学校へ入ってから、と思っているご家庭でも冬休みだけ講習を受けると、塾の雰囲気が前もって分かるメリットもあります。

歴史の舞台へ行ってみる

冬休みのレジャーは、歴史の舞台となった場所へ社会科見学を兼ねてでかけるのはいかがでしょうか。

小学校の社会では基礎的な歴史を習いますが、昔のことはなかなか理解しにくいもの。
しかし、実際に歴史の舞台へ足を運ぶと興味を持ってくれることが多いのです。

大きな神社仏閣やお城の中には説明してくれる人もいるので、お話しを聞くのも楽しいものです。

前もって「どんなところだったか」「いつの年代のものか」「ゆかりのある人物は」などの課題を与えてから出かけると、興味をさらに膨らませられます。

【遊び・レジャー面】小学校高学年へのアイデア

小学校高学年になると、大人と同じレジャーを楽しめる子が出てきます。

大人と一緒、もしくは子どもだけで楽しみながら、知育も可能なレジャーを紹介します。

ボードゲームで頭脳プレイを楽しむ

日本でも人生ゲームのようなボードゲームがありますが、おすすめは海外発祥のボードゲームです。

「モノポリー」というゲームをご存じでしょうか?
独占、という意味の不動産売買ゲームです。不動産売買、というだけあってお金の使い方が学べるゲームでもあります。

小学校高学年になれば、数回ゲームに参加すれば要領が分かってくるはずです。お金の仕組みが分かる知育ゲームなので、お年玉をもらう機会の冬休みにおすすめのゲームです。

職業体験などの子供だけの体験ツアーに参加する

子どもだけで職業体験ができる施設や、子どもだけの宿泊ツアーに参加するのもおすすめです。

「キッザニア」や「カンドゥー」といった職業体験ができるレジャー施設は入場料が必要ですが、さまざまな体験ができる魅力があります。
それ以外にも、消防博物館や鉄道博物館など、職業に触れる機会が持てる博物館へ行くのも良いでしょう。

また、冬休みだけのスキーツアーや、イングリッシュキャンプなど、子供だけで寝泊まりするツアーもあります。

小学校高学年になると思春期に入り、反抗的な態度を見せる場面も出てくるはずです。
子どもだけの宿泊ツアーなどに参加させた人は、子供がたくましくなったと感じる人が多いようです。

また、子どもと離れることで、子どもの成長を受け止め、子離れできるように親が成長することも可能です。

【生活面】小学校高学年へのアイデア

大人と同じことができるようになってくるため、冬休みの機会にいろいろなことを子どもに任せるのもおすすめです。

具体例を2つ挙げますので、ぜひ参考にしてください。

おせちを一緒に作る

小学5年生から家庭科が始まり、調理実習も学習します。中には調理に興味を持ち始める子も出てくるため、日本伝統のおせちを親子で作るのもおすすめです。

最近ではお正月におせちを食べない家庭も多く見受けられますが、伝統食を味わう大切な機会です。
買ってくるのも良いのですが、伊達巻や栗きんとんなどはミキサーやフードプロセッサーがあれば半日かからず簡単に作れます。

売られているものは甘すぎて苦手、という場合でも自宅で作れば甘さの調整が可能です。
我が家のおせちの味を親子で作ってみるのはいかがでしょうか。

お金の使い方を学ぶ

年末年始は親戚と会う機会が増えるため、子どもがお金をもらう機会が増えます。
冬休みは頂いたお金の使い方を学ぶ絶好の機会です。

買い物へ行くときに、「上限〇円まで。何に使っても良い」と決めて、子ども主体で買い物するのはいかがでしょうか。

いつもは欲しがったものを親が買い与えている場合でも、最初から予算を決めて「好きに使って良い」とすればお金の使い方を学べます。
最初に決めた予算の中からお昼代やおやつも使う、とすれば買い物も頭を使ったイベントとして成立します。

【これは避けたい】冬休みのNGな過ごし方

【これは避けたい】冬休みのNGな過ごし方

「せっかくの冬休みなのだから、のんびりゆっくりしたい。」そう思うと、ついダラダラした生活になってしまいます。
たまになら良いのですが、冬休み中、毎日だらだら過ごしていると休み明けの学校生活に支障をきたしてしまいます。

ここでは冬休み中に避けたい過ごし方と、それによって生じる弊害を紹介しています。

夜更かし・朝寝坊をする

早寝早起きの習慣が崩れてしまうと、小学生の体づくりに支障をきたしてしまう可能性があります。
そのため、冬休みの夜更かしや朝寝坊はNG習慣のひとつです。

朝が寒く布団から抜け出せないようなときでも、学校へ行く時間と同じ時間に起きるのがベスト。朝きちんと起きるために、夜も同じ時間に布団に入るように心がけます。

朝寝坊せずに起きるとホルモンであるセロトニンの分泌が促されて、子どもの心を安定させ、夜は眠りやすくなります。
成長期で思春期に入ろうとする子どもには、このホルモンの分泌が欠かせません。

セロトニンの分泌は朝日を浴びてから15時間前後と言われています。いつもの時間に起きて朝日を浴びれば、夜もちょうどよい時間に眠れるはずです。

時間を決めずにダラダラとおやつを食べる

ダラダラとおやつを食べ続けるのは、肥満や適切な栄養をとれないなどの原因となります。
またおやつを食べ続けることは、虫歯になりやすい習慣でもあります。

おやつは、決まった時間に決まった量を食べるのがベストです。子どもの間食に必要なカロリーは200kcalくらいで、ポテトチップスなら半袋、おせんべいなら3~4枚ほどの量です。

これくらいの量であれば、肥満の心配がなく、お腹がいっぱいで食事が取れないといったこともありません。

おやつをいくらでも欲しがる場合は、いつもの食事が足りていない可能性があります。食事の量を増やしたり、野菜やお芋などを多めに取り入れたりして1食の満足感を増やしてみると良いかもしれません。

家から一歩も出ずにゴロゴロする

家から出ずにゆっくり過ごすことは、決して悪いことではありません。学校や習い事に追われて普段は家でゆっくりできない子どもが、ゆっくりできる時間を持つことは良いことです。

しかし、家でゆっくりすることと、ゴロゴロして1日を過ごすことはちょっと違います。冬休みの間、2週間も家の中でゴロゴロばかりでは健康的とは言えません。

ゲームや動画視聴するお子さんも多いかと思いますが、時間を決めて目を休める時間を作りましょう。

数分でも良いので、外でなわとびやボール遊びなどをするのはいかがでしょうか。親子でなわとびをすれば、親御さんも年末年始の体重増加が防げそうです。

小学生の冬休みはあっという間!計画的に過ごそう

冬休みは「暖かい場所でヌクヌクしてゴロゴロする」、そのような楽しみがあります。
しかし、毎日そのように過ごしていては、生活習慣が乱れて前述したような「良くないこと」が起きる可能性があります。

冬休みは夏休みのように長くありません。「やるべきこと」や「やってみたいこと」をあらかじめ把握して、計画的にこなすことが冬休みを充実させるためには大切なことなのです。

まずは取り組みたいことや達成したいことを、お子さんと話してみることをおすすめします。冬休みが待ち遠しくなるはずですよ。

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