TOEICパート6の解き方・勉強法・おすすめ参考書まとめ【初心者OK】

TOEICパート6ってイマイチどう対策すればいいのか分からないな。パート6の攻略に必要なことを1から教えてください

本記事ではこういった疑問を解決します。

TOEICは全部で7つのパートに別れますが、パートによって取るべき対策が全く異なります。パート1が得意でも他のパートが得意ということはなく、それぞれ対策が必要です。

そこで本記事では、TOEICパート6の解き方・勉強法・おすすめ参考書について詳しく解説します。

TOEICを受けたことがない初心者の方でも理解できる内容になっています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

関連記事:スタディサプリTOEICは効果ないは嘘!効果が出る人出ない人の特徴を解説

目次

TOEICパート6の問題形式

まずはTOEICパート6の問題形式について簡単に説明します。

TOEICパート6は長文穴埋め問題で、全部で16問の問題が出題されます。サンプル問題は次の通りです。

(引用:IIBC 一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 サンプル問題 リーディングセクションPart6)

一見するとTOEICパート5と似ていますが、空欄のある1文だけでは解けなかったり、No.134のような文章挿入問題があるのが特徴です。

TOEICパート6の解き方

TOEICパート6の解き方は以下の3ステップです。

  • 1行目から読み始める
  • 1文だけを見て解こうとしない
  • 文挿入問題は空欄の位置で予測をつける

それぞれ詳しく見てみましょう。

1行目から読み始める

TOEICパート6を解く際は、1行目から解き始めましょう。なぜならTOEICパート6の問題は、空欄の前後や空欄がある文章だけを見て解ける問題よりも、前後の文章を見て文脈から判断しなければならない問題の方が多いからです。

TOEICパート6の問題形式はTOEICパート5と似ています。実際に問題の名前も、パート6が長文穴埋め問題で、パート5が短文穴埋め問題とほとんど同じです。

TOEICパート6では16問の問題が出題されます。しかしパート5と同じく、1文だけを見て解ける問題は、16問中5〜6問程度。残りの10〜11問は周りの文章を見て文脈から答えを導かなければならない問題です。

つまりTOEICパート5と6の問題形式は似ていても、実際には全く異なるアプローチで問題を解き進めることが求められます。まずはこのことを理解しておきましょう。

1文だけを見て解こうとしない

TOEICパート6の16問の内訳は、1文だけを見て解ける問題が16問中5〜6問程度、文章を見て文脈から答えを導く問題が10〜11問程度です。

5〜6問はTOEICパート5と同じ方法で解けるわけですが、それでも1文だけを見て解くのではなく、1行目から文章全体を読んで問題を解き進めます。

なぜなら空欄だけを見て「これは1文だけを見て解ける問題だな」「これは文脈から判断する問題だな」と判断するのは難しいからです。また判断できたとしても、それが時間のロスにつながります。さらに途中を飛ばしてしまうことで文章全体の内容が掴めなくなり、他の問題に影響してしまうかもしれません。

文挿入問題は空欄の位置で予測をつける

TOEICパート6では、文挿入問題と呼ばれる問題が出題されます。文挿入問題では、文脈から適切な選択肢を選ばなければなりません。

文挿入問題のポイントは、空欄の位置によって内容を大まかに予測することです。文挿入問題の空欄がある箇所は、文頭・文中・文末の3つに分かれます。

空欄が文頭にある場合は、挨拶やこれから述べる内容の結論・まとめなどが入る場合が多いです。空欄が文末にある場合は、締めの挨拶や話の結論、読み手への提案が入る場合が多いです。

一番厄介なのが空欄が文中にある場合で、文脈から判断するしかありません。

TOEICパート6対策におすすめの勉強法

TOEICパート6対策におすすめの勉強法は以下の3つです。

  • TOEICパート5の対策をする
  • 1問1問、品詞や文の構造を確認する
  • 時間を測って問題を解く

それぞれ詳しく見てみましょう。

TOEICパート5の対策をする

TOEICパート5とTOEICパート6を比較した場合、TOEICパート5を優先的に対策すべきです。なぜならTOEICパート5の問題数は30問、TOEICパート6の問題数は16問と、TOEICパート5の方が問題数が多いからです。

効率的にTOEICスコアを伸ばしたいのであれば、問題数が多く難易度が低いパートから優先的に対策すべきです。

TOEICパート6には、TOEICパート5と同じ形式の問題が5〜6問出題されます。TOEICパート5の問題と合わせれば、35〜36問です。

TOEICパート5の対策をすれば35〜36問分の対策になる、TOEICパート6の対策をすれば10〜11問の対策になる、どちらを優先的に対策すべきかは一目瞭然です。

TOEICパート5の対策がまだ不十分だなと感じる方は、ぜひパート5の対策から始めてみてください。TOEICパート6の対策はその後でも十分です。

TOEICパート5の問題の解き方などについては、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:TOEICパート5の対策と注意点、おすすめ教材を紹介

1問1問、品詞や文の構造を確認する

TOEICパート6の対策をする際は、1問1問、品詞や文の構造を時間をかけて確認しましょう。問題を解くだけ解いて次に進んでいては、TOEICパート6のスコアは伸びません。

これはTOEICパート6のみならず、全てのパートに共通して言えることです。

問題演習をしていると、必ず解けない問題に遭遇します。そこで答えだけを確認して次の問題に進むのではなく「なぜ解けなかったのか」原因を探りましょう。

例えば文章を「主語・動詞」のように分解してみたり、空欄の前後を見て「空欄の後が名詞だから空欄には名詞を修飾する形容詞が入るのか」のように考えます。これらを自分で思いつくことができなくても、解説を読めばこういったことが記載してあります。

こうやって1問1問に時間をかけることが、TOEICスコアアップへの1番の近道です。TOEICのスコアを伸ばすには、問題数ではなく1問にかける熱量が大切です。

「問題数をこなすことばかり重要視して、復習はあまり重視していなかったな」という方は、本日のTOEIC対策からこのことを意識してみてください。

時間を測って問題を解く

TOEICパート6の問題を解く際は、時間を測って解きましょう。これはTOEIC本番も、TOEIC対策をしているときも同じです。

問題に正解できても、時間がかかりすぎていては意味がありません。その問題には正解できても、他の問題を解答する時間がなくなってしまいます。

TOEICパート6の問題は、1問30秒で解きましょう。TOEICパート6の問題は全部で16問なので、合計で8分間TOEICパート6に費やすこととなります。

TOEICパート5は1問20秒で解きますが、TOEICパート6は1問30秒と、パート5と比べて10秒多い時間を確保しています。これはTOEICパート6の方が読まなければならない文章の量が多いからです。

問題を解く際に1問ずつ時間を確認していると「時間を確認する作業」自体が時間のロスにつながります。よって1つの長文ごとに時間を確認する(4問を2分で解く)、パート6全体で時間を管理する(パート6を8分で解く)、のように工夫しましょう。自分にとってやりやすい方で構いません。

またTOEICで高得点を取得するためには、パート6以外の時間配分についても知っておく必要があります。TOEICパート6以外の時間配分については、以下の記事で詳しくまとめています。

関連記事:TOEICスコアは時間配分で大きく変わる!秒単位で解説

TOEICパート6対策におすすめの参考書3冊

TOEICパート6対策におすすめの参考書は以下の3冊です。

  • TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6
  • TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
  • 1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急

それぞれ詳しく見てみましょう。

TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6

価格:814円

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」は、TOEIC初心者向けのパート6参考書です。TOEICパート6で必ず問われるポイントなどを丁寧に解説しています。

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」には、全部で44問の問題が収録されています。問題数こそ多くありませんが解説が充実しているので、TOEICパート6の問題をどうやって解けばいいのかが明確になりますよ。

TOEIC600点未満の方でTOEICパート6対策をしたいと考えている方は「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」がおすすめです。

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」はTOEIC参考書として人気シリーズである「特急シリーズ」の参考書です。特急シリーズでは各パート、レベル別に参考書が出版されています。

どの参考書も1問ごとの解説が丁寧です。また一般的な参考書と比べるとサイズがひと回り小さくコンパクトなので持ち運びしやすいのが特徴です。

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TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

価格:2,530円

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は、TOEICパート5・6で出題される文法問題を1,049問収録した参考書です。収録されている問題数が他の参考書と比べて圧倒的に多く、AmazonのTOEIC(文法)関連書籍カテゴリでは長い間1位を獲得しています。

TOEICパート6の文法問題を、明確な根拠がないまま何となくの知識で解いているという方は多いはずです。「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」はそういった方におすすめの参考書です。

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」を一通りマスターすれば、TOEICパート6の文挿入問題以外の問題は解けるようになるでしょう。

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」の問題は、トレーニングと実践問題の2つに分かれています。両方を解くと膨大な時間が必要になるため、まずはトレーニングだけを解いたり、特に苦手なジャンルのみ実践問題まで解くなど工夫をしましょう。

1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急

価格:935円

「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」は、1冊目に紹介した「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」と同じ特急シリーズの参考書です。「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」ではTOEICパート5・6で出題される文法問題が全部で153問収録されています。

目標スコアごとに問題が分けられていますが、TOEICパート6対策をするのであれば目標スコアにかかわらず、全ての問題を解いてみてください。

「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」がTOEIC600点以下の方におすすめであるのに対し、「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」はTOEIC600点以上の方におすすめの参考書です。

TOEICパート6対策のために特急シリーズの参考書を購入したいと考えている方は、「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート6」と「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急」のどちらかを購入すると良いでしょう。

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まとめ

TOEICパート6の解き方・勉強法・おすすめ参考書について詳しく解説しました。TOEICパート6に関することが一通り分かったのではないでしょうか。

TOEICパート6対策に必要な情報が揃ったら、あとは対策を始めるだけです。参考書などを準備して、TOEIC対策を始めましょう。

TOEIC対策には、参考書のみならず「スタディサプリTOEIC」という教材もおすすめです。スタディサプリTOEICというアプリ1つあれば、TOEIC全パート、模試、単語などを全体的に対策できるため便利です。

スタディサプリTOEICについては、以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

関連記事:スタディサプリTOEICは効果ないは嘘!効果が出る人出ない人の特徴を解説

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