小学校入学式の前に準備するものや入学式の持ち物などを紹介

小学校入学式

子どもの成長で大きな節目の1つが、小学校入学です。

しかし小学校の入学式が近づくと、「何を準備したら良いのかわからない」「どの時期に準備を始めれば良いのだろう」、と思う人もいるのではないでしょうか。

準備といっても学用品から、入学式に着るもの、子どもの生活習慣など多岐に渡ります。小学校入学式までの準備は、スケジュールを立てて抜かりなく進めるのがベストです。

この記事では小学校入学式までに準備する物や、入学前にやっておいたほうが良いことなどを紹介します。参考にしながら順調に準備を進めてくださいね。

目次

小学校入学準備スケジュール

カレンダー

小学校入学式までの準備期間は1年くらい前から始まります。なかには出席が必要な説明会などがありますので、予定を把握しておくことが大切です。

以下に、入学にかかわる行事や準備する物を時系列で載せましたので見ていきます。

時期やること
前年4月~ランドセル購入
前年9月~11月就学前検診・給食費引き落とし口座開設
前年9月~学習机購入
前年10月~12月学童保育入所説明会・申し込み
1月~2月入学説明会
2月~3月文房具などの学用品購入
4月入学式

大型店舗などで売られているランドセルは通年販売している印象がありますが、鞄を専門で扱う小売店は春からの季節商品となります。

最近ではランドセルの高級志向が高まっていることもあって、人気のお店のランドセルはゴールデンウィークを前に売り切れてしまうこともあります。

少し前まではお盆の帰省時期に、おばあちゃん・おじいちゃんからランドセルを買ってもらうことが多かったですが、最近はゴールデンウィークに購入するのが一番多いようです。

また学校によっては、指定の鞄を一括購入するためランドセルは購入不要、というところもあります。新しい地域に引っ越してきた人は、事前に近所の人や市区町村役場などに確認しましょう。

学習机はリビングで学習の様子を見たい、という親御さんも多いことから入学時になくても大丈夫な物ではあります。

しかし、子どもが欲しがっている、おじいちゃんおばあちゃんが贈りたいと言っているといった場合には、入学前に用意したほうが良いかもしれませんね。

学習机の購入シーズンは9月頃から始まります。9月頃から新作の机が出始めるため、種類が豊富になり、セールが始まるのもこの時期です。また、早く購入予約すると早期割引が適用されることもあります。

最新モデルの必要はない、という場合は時期をずらして春や夏に購入すると、前年モデルの在庫処分で安くなることもあります。種類は多くありませんが、掘り出し物を狙うのであれば春や夏に探すのも狙い目かもしれません。

公立の小学校へ入学する場合、夏が近づく頃に自治体から就学前検診の案内が郵送されてきます。詳細な日時や場所、用意するものなどが郵送物に書かれているので、間違えないように確認しておくことが大切です。

学校によっては、給食費の引き落としを指定の銀行でするようにと指示があります。口座がない場合は新規で口座を開設する手続きが必要です。引き落とし口座の確認に時間が必要なため、学校から指示されている期日までに必ず開設しておきましょう。

入学説明会は文字どおり、入学のための説明会です。入学後に使う文房具や体操服などの細かい指示を聞ける大切な場なので、必ず出席するようにしましょう。

入学説明会のときに、入学後に使う体操服や算数セットなどを購入する場合もあるかもしれません。説明会のときに購入物がある場合は、事前に金額が知らされますので忘れずに持参します。

学校によっては、地元の指定店舗で各自購入するように指示されることもあるので、入学前に間に合うように用意します。

また、入学説明会のときにはPTAの役員決めや、登校班のグループなどを把握するといったこともあります。お互いの連絡先を教えあうこともあるので、スマートフォンは持参するのがベストです。

学校によってはお便りの配布や、欠席の連絡をスマートフォンからおこなうことがあります。まだスマートフォンを持っていない人は、早めに用意して操作に慣れておくことをオススメします。

入学式前に準備する物|やっておくと良いこと

ランドセル

入学式の前に準備する必要があるものを紹介します。具体的な内容は学校によって異なりますが、大まかなものは以下の章に載せますので、ぜひ参考にしてください。

ランドセルや文房具など学校で使うもの

文房具や学校で使うものは、入学説明会で指示があったものを用意します。

具体的に必要な物は以下のようなものです。

  • ランドセル
  • 鉛筆や筆箱などの文房具
  • 体操服や帽子
  • 体操服や本・上履きを入れる袋
  • 通学時の帽子
  • 上履き
  • 名札
  • タブレット用のケース など

学校によって自分で用意が必要な物と、学校で準備してくれるものもありますので、入学説明会で指示があったものを購入します。

しかしノートなど初回は学校で用意する、といったところもあるようです。学校指定の物や細かいルールが学校によって異なるため、文房具などは入学説明会後の購入をオススメします。

細かいルールの例は、「キャラクターデザインの文房具は不可」、「鉛筆の芯は4B以上」などといったことです。筆者の子どもの場合、1年生から3年生までは「鉛筆が1本ずつ入るスペースのついた筆箱を使うこと」といった指示もありました。

細かい指示がわからないうちに文房具を買ってしまうと、無駄になってしまうこともあります。そのため、入学説明会が終わってから準備するのがより良いといえるはずです。

「文房具を買ってあげたい」と思っているおじいちゃん・おばあちゃんにも、指定されるかもしれない旨をお伝えしておくと良いかもしれませんね。

入学式に着る服や靴

就学前検診や入学説明会の服装は、それほど気にしなくても良く、普段着で十分であることがほとんどです。しかし、入学式はフォーマルな場であるため、ふさわしい服装での出席が望ましいといえます。

具体的な服装は下の章で説明しますが、「入学式に合ったきちんとした服装」を心がけることが大切です。

入学式用の服はデパートやショッピングモールなどでも売られていますが、値段が気になる人もいるかもしれません。あまり金額をかけたくない場合は、リサイクルショップなどをのぞいてみるのも1つの方法です。フリマアプリなどを使って購入しても良いかもしれませんね。

起きる時間を通学に合わせる

小学校に入学すると、家を出る時間が今までより早くなる、というご家庭が多いかもしれません。今までより家を出る時間が早くなる場合は、数カ月前から早起き習慣の準備をしておくと安心です。

早起きを始めるのにオススメな時期は夏。夏であれば早起きしても外が明るく、気温も高いため起きやすいのではないでしょうか。

入学直前の時期はまだ寒さが残る時期なので、早起きが辛くなってしまうかもしれません。暖かい時期に早起きの習慣をつけて、準備しておくことをオススメします。

学校まで歩いてみる

親子で実際に学校まで歩いていくことで、登校経路や学校までの通学時間が把握できます。

また、休みの日に校庭を開放している学校であれば、中に入って遊具などで遊んでみるのはいかがでしょうか。

場合によっては上級生が校庭で遊んでいることもあります。遊びの輪に入って一緒に楽しむのも良いですね。学校のことなど、話しかけてみるといろいろ答えてくれるかもしれません。

小学生になることを不安に思っている子であれば、楽しいイメージを与えられるはずです。

学校の勉強に慣れておく

入学後すぐに、机に長時間座って難しい勉強に取り組むことはまずありません。

しかし、自分の名前が書けるようになってから幼稚園や保育園を卒園する子が多く、入学した後もひらがなの授業時間はほとんどないのが現状です。

そのため、ひらがなの読み書きはある程度理解していたほうが、授業に遅れるリスクも大幅に減らせます。

また、数字の概念も遊びの延長で学んでおくと、算数の授業にスムーズに移行しやすいのではないかと思います。そのために、春休みの間に少しでも机で「学校ごっこ」をしてみるのはいかがでしょうか。

市販のドリルなどを使って、ひらがなの練習や果物を使った簡単な計算などを、先生と児童の役で進めると、集中力がつきやすくなります。学校の勉強に不安を抱えている子どもにとっても予習ができるので、安心して学校へ通えるようになるはずです。

入学準備にかかる費用は意外に高い!

お金 費用

小学校入学にかかる費用は6〜10万円と言われています。
入学準備としてかかるものは、ランドセルや文房具などの学用品、ほかには入学式に着る服などが挙げられます。

準備にかかる物の金額の例を以下に載せますので、参考にしてください。

入学後に使うもの金額
ランドセル3~10万円
体操服(上下)5,000~10,000円
通学帽子1,000~1,500円
体育帽子500~1,000円
算数セット2,000~3,000円
入学式に着る服(子ども)5,000~3万円
入学式に着る服(大人)5,000~5万円

表に載せたもの以外に、学校によっては絵の具セットなども入学時に購入するケースもあるようです。体操服は長袖と半袖フルセットで揃える、洗い替えを用意するなどの理由で金額に差が出ます。

費用がかかると聞くと、頭が痛い親御さんもいるかもしれません。入学準備の費用を出すのが大変な場合は、自治体の補助制度を活用するのも1つの手です。

援助内容は自治体によって異なりますが、条件が満たされる場合は学用品や給食費、校外活動費などが援助されます。

検討される方はお住いの自治体のホームページなどに案内が載っているはずなので、確認してみてはいかがでしょうか。

入学準備にあると便利なアイテム

算数セット

必須ではありませんが、あると良い便利なアイテムは「名前シール」です。

名前シールは「算数セット」や「箸」「鉛筆」と、細かいものへ貼り付けるのに非常に便利なアイテム。買っておいて損はありません。

文字のみが書かれていて防水加工されているシールは、汎用性が高く便利です。

箸は毎日洗うものなので防水は必須ですし、イラストやキャラクターを避けるように学校側から指示されることもあります。そのため、「文字のみ」「防水」の2点は押さえて購入するのがオススメです。

インターネットでも販売されているので、簡単に購入できますよ。

入学式の持ち物

入学式

入学式の持ち物は、入学説明会、もしくは入学式案内のプリントに指示されたものを持っていきます。

主な持ち物は以下の3点です。

  • 上履き・スリッパ
  • 筆記用具
  • 書類を入れるバッグ

入学式は体育館でおこなわれることが多いため、上履きやスリッパは必須です。子どもは入学後に使う上履きで参加となります。

入学式での話や先生のメモを取る必要があるかもしれませんので、筆記用具も用意しておくと安心です。

また、まだ肌寒い場合があるので、ひざ掛けなどを持参すると足元が冷えません。心配な人は持参をオススメします。

入学式は説明会のようなたくさんの資料を持ち帰ることはありませんが、式次第や入学後の学校行事スケジュールなどを渡されることもあります。

そのため、フォーマルバッグ以外に書類が入るサブバッグの用意がオススメです。書類がバラバラにならず、見た目もスマートですよ。

入学式の服装は?

入学式 フォーマルウエア

入学式は子どもにとって人生の節目となるおめでたい場であるため、フォーマルな服装が一般的です。
しかし具体的な服の色などは、どうしたら良いのか迷ってしまうかもしれません。

以下では具体的に親子に分けて服装について解説しています。ぜひ参考にしてください。

親の服装

・ママ

入学式のママの服装はいわゆる、「きちんとしていること」を心がけるようにしましょう。スーツのセットアップやワンピースにジャケットといった組み合わせが一般的です。

色味はベージュや明るいグレー、ホワイトなどの明るい色がオススメです。入学式らしく、春を感じさせる淡いピンクなどの色を取り入れると上品さがアップします。

アクセサリーは、フォーマルの場にふさわしいパールを使ったコサージュやイヤリング、ネックレスが定番です。

私立の場合は校風にもよるので、心配な人は事前にリサーチしておくと安心です。

・パパ

パパの服装は、いわゆるビジネススーツであれば問題ありません。華やかな入学式らしく、ネクタイは淡いパステルカラーを合わせるのがオススメです。

さらにフォーマル感を出したいのであれば、ポケットチーフを用いると華やかさが増します。

子どもの服装

制服で登校する学校は、入学式でも制服を指定されることが多いようです。制服がない場合は、男の子はスーツ、女の子はワンピースにボレロの組み合わせがオススメです。

1度しか着ないであろう洋服に、あまり手間や費用はかけたくないのが本音かもしれませんが、子ども本人が気に入って、着心地の良いものを選ぶようにします。

チクチクしたりサイズが合わなかったりすると、せっかくの入学式も嫌な印象が残ってしまいます。長い時間座っているのも大変なため、少しでも楽に過ごせるようにしたいものですね。

また、入学式は体育館で行われることが多いため、寒さをあまり感じないようにインナーにも考慮が必要です。

入学準備の失敗談

前に着たことのあるスーツを着ようと思ったら入らない、といった失敗です。かといって数日で体重を落とすのは難しいことです。何年も着ていないスーツを着るときは、数カ月前に着直すことをオススメします。

筆者も演奏会で着る黒いスカートが本番当日にまったく入らず、フックを外して安全ピンでウエスト部分を留めたことがありました。毎年着ているから、と油断した結果が招いた失敗ですね。

事前に買ってある服を着る場合でも少し前に着直して、サイズが合っているか確認することが大切です。

マスクをしていると、メイクがおろそかになってしまうかもしれません。記念撮影は、マスクを外すケースもあることを覚えておくと安心です。

筆者の小学校では「記念撮影する場合は撮影時間に余裕を持って来校するように」との通達がありました。入学式の看板は1つしかないため、撮影の順番待ちができてしまうとのこと。

以前に入学式の開始時間に間に合わないことあったため、通達がなされたようです。撮影する場合は時間に余裕を持って来校するように心がけましょう。

入学準備は余裕を持って!生活習慣も整えよう

入学式

入学準備や入学式の準備は、タイミングと余裕が大切です。文房具などは早すぎると間違えてしまうことがありますし、スーツのサイズ確認も早すぎると直前で着られないことも出てきます。

やるべきことを「いつからいつまで」にやる、と細かくスケジュールを分けて1つずつこなしていくと、無駄なく、やり忘れがありません。

入学式という晴れの舞台で、気持ちよくお祝いするためにも、準備はしっかりしておきましょう。

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