エンジニアとしてスキルアップするためのUdemy徹底活用法とは?

Udemyページ

Udemyはさまざまな分野のオンライン講座を開設しており、世界最大級の規模を誇っています。

あなたがエンジニアとして費用をあまりかけずにスキルアップを求めるなら、最適な講座のひとつと言えるでしょう。

本記事は、エンジニアとしてスキルアップするために、どのようなUdemyの講座があるのか紹介します。

目次

Udemyには超一流の講師陣がたくさんいる!

シリコンバレーで現役として活躍している講師陣

スキルアップしたい技術として、Web開発、モバイルアプリ開発、ゲーム開発および機械学習、プログラミング言語といった分野がありますが、それぞれの分野の専門家が講師でなければ、期待するスキルアップを望めないことは皆さんもご承知でしょう。

Udemyでは、日本人を含めて総勢4万人以上が講師として登録されており、講師陣は専門分野に精通している方ばかりです。

下のキャプチャ画像に示すように、中には最先端技術の発信元のひとつであるシリコンバレーで起業されたり、大手企業に勤める、現役で活躍している講師も多数います。

シリコンバレー現役講師(日本人)

英語ができる人はさらに最高!

Udemyの講座では65を超える言語で開設されていますが、その5割以上が英語での外国人講師が開設しています。外国人講師の中には、受講生の総数が10万人以上の講師もいるほどです。

さらには同じ分野で10コース以上の講座を開設している講師もいて、英語での講座を受講できるのであれば、講師が有する専門技術を存分に得られることになり、さらなるスキルアップを期待できることでしょう。

日本人講師も一流揃い

日本語で受講できる日本人講師の数は、アメリカをはじめとする外国人講師ほど多くはありませんが、上記のキャプチャ画像で示した講師をはじめ、一流の講師がそろっています。

日本人講師はスタートアップとして起業された方が多いように感じます。

講師ご自身が有する専門技術を生かして起業し、その技術をUdemyでによって広く伝えようと考えられているのでしょう。

また、Udemyは一旦講座を制作すれば、受講生が増えるほど収入が得られるので、収益の一つとして位置付けられているのかもしれません。

また、教育サービスを提供する法人が、その法人名を講座名に明記してUdemyで積極的に展開している例もあります。

痒いところに手が届く講座内容

もう少し深く知りたい内容の講座を利用できる

筆者はUdemyで「顔認証システムを作ってみよう!画像から個人を特定 – 自宅で再現する本格派顔認識システム」というのを受講しました。

Pythonを使ったのですが、Pythonには機械学習に関する多くのライブラリがあり、顔認識システムのコアであるライブラリについての説明はあるのですが、そのライブラリを呼ぶだけであり、どのようにプログラミングされているのかがブラックボックスになっています。

そこで、ブラックボックスとなっているニューラルネットによる機械学習部分を学習しようとすると、Udemyでは「Pythonによる機械学習実践演習〜線形回帰からCNNやRNNなどの最新Deep Learningアルゴリズムまで〜」が開講されていて、機械学習をPythonではどのようにプログラミングされているのかを学習できます。

Python 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを学ぶオンライン講座

このようにUdemyでは、受講した講座の内容について、ある部分をもう少し深く学習しようとすると、しっかり対応できる講座が開講されているのです。

どの講座を受講すれば良いか調べるのがちょっと大変

では、どのようにしてもう少し深く学習するための講座を選んだらいいのでしょうか。

それには2つの方法があります。

1つ目の方法は、検索機能を使用する方法です。検索に学習したい分野や機能を入力して検索し、その結果から自分にとって最適だと思われる講座を選択し、講座の詳細な内容を確認した上で、講座を選択しましょう。

2つ目の方法は、下に示すキャプチャ画像のようにあらかじめ分類されているレクチャーの分野から選択する方法です。ある程度細分化されているので、学習したい講座がヒットされる可能性が高いです。例えば、キャプチャ画像の機械学習の例では、日本語の講座が10件ありました。

レクチャーの分野

どちらの方法も受講したいと思った講座のページを開き、この詳細に示された講座内容を確認し、プレビューを行ってから購入するかを決めましょう

下に講座内容の例を示しますが、数講座に対してこのような確認を行うことは大変な作業です。しかし、省略せずにしっかりと事前確認しないと、購入した後に受講を開始してから目的とは違うものかを気づくかもしれません。しかし、30日間の返金制度があるので費用は無駄にならないかもしれませんが、結果的に皆さんの貴重な時間を無駄に費やしたことになります

講座内容の例

各講座には、星の数と5までの数値で表された受講者による評価が表示されています。各講師にも同様に評価がつけられています。

同じようなテーマが複数あった場合など、選択にこの評価を参考にすると良いでしょう。

さらには、受講者のレビューが記載されていますので、それも参考にすることをお勧めします。中には苦言をしている受講者がいて、読んでいて参考にもなるし、おもしろいですよ。

目指している分野のエンジニアとしてスキルアップ可能

多くのハンズオンがあり実践が経験できる

皆さんはオンライン講座を視聴するだけでは、その講座を完全に理解したとは言えないことを知っていることでしょう。実際に自身で手を動かして実践しなければ技術は身につきません

Udemyの講座の中には実践編などに多くのハンズオンがありますので、プログラミングやツールの操作などを、講座と同様に実際に手を動かしましょう。受講時にハンズオンを行うことは技術の習得に向け、最低限必要なことです。

受講後にも繰り返し復習することにより、実践が体験でき、やっと頭と体に染みついた技術を得ることができます

また、講座で使用しているプログラムコードなどのリソースをダウンロードすることが可能なものもあります。これをダウンロードして、自身のものと比較し、特にプログラミングで実行時にエラーが出た場合は、なぜエラーが発生したのかを探し当ててください。実際に仕事などでプログラミングをしたときはエラーはつきものですので、エラー探しをするだけでも自身の実力に結びついてきます。

さらに、講座の中には、小テストや演習テストがあるものもありますので、面倒くさいと思わずにしっかりテストを受けてください。講座の中で答え合わせをしてくれますので、自身の理解不足なところが見えてきます。テストの結果は自身しか分かりませんので、全問正解するまで、何度でも気軽に受けましょう。

それから、自身の課題や目標達成のために応用編を行ってください。課題や目標を達成するまでは何度もエラーがあったり、分からないことがあるかもしれません。そのときは、再び講座を受講してください。最初ではなんとなく理解していたような気がしていたものが、実は理解不足だったり、理解できなかったものが理解できるようになっていたりして、課題や目標達成のためのヒントを得ることができます。

ある分野に特化して受講すればエキスパートになれる

ある日本人講師が開設している機械学習に関する講座は10コースもあります。これら一連のコースを全て受講し、完全に理解することで、皆さんは講師が持っている機械学習に関する技術を修得したことになり、講師と同レベルの技術力を獲得し、この分野のエキスパートになっていることでしょう。

ただし、仕事などで実践を積まなければ真のエキスパートとは言えません。数多くの場数を踏んで、苦労に苦労を重ねて解決して得たものは何ものにも替え難いものです。率先して受講した技術を実践に応用してください。

日本語の講座では技術としては比較的幅広い講座が多いのですが、英語の講座では、技術の中でもピンポイント(下のキャプチャ画像は「機械学習のサポートベクターマシン」に特化した講座の例)にテーマを絞った講座もあり、その道を極めたいのであれば英語での講座を受講することをお勧めします。

Python SVM講座

Udemyの講師になって世の中に貢献しよう

エキスパートになった皆さんには新たな次のステージが待っています。それは講師になって獲得した技術を世に広め、世の中の技術レベル向上に貢献することです。

講師となるためにはどの技術をどのように説明や解説をすればいいのか、技術の整理をする必要があります。その中で、想定する受講者に教育するために、講座の紹介ページの作り方や必須の技術的ポイントを発見できるでしょう。また、教育という視点および動画編集のための学習をする必要があるかもしれません。

Udemyの特徴として、オンライン講座はUdemy自体で制作しておらず、誰もが講座の動画を制作して講師になれるシステムとなっていることです。YouTubeのオンライン講座版とでも言っても良いかもしれません。

そこで、Udemyでは講座の品質を維持するために品質審査プロセスを設けており、この審査に合格しなければ講座を開設できません。具体的な審査の最低要件チェックリストには以下の項目があります。

講座の必須要件

  • 30分以上のビデオコンテンツ
  • 少なくとも5つのレクチャー
  • 有益な教育用コンテンツ
  • HDビデオ品質(720pまたは1080p)
  • 音声が両方のチャンネルから出力され、ビデオと同期していること
  • 受講生の気が散らない音声品質

完全な講座の紹介ページに必要な項目

  • Udemyの画像標準(最低2048×1152ピクセル)に準拠した高品質なコース画像
  • 関連するキーワードを含む、よく練られたコースタイトルおよびサブタイトル
  • 簡潔で率直な、よく練られたコースの説明
  • 明確な学習目標、受講対象、および理解しやすい要件
  • 信頼できる完璧な講師のプロフィールおよびプロフィール写真

審査に不合格であっても、各チェックリストごとに審査結果がフィードバックされますので、そのフィードバックを基に修正し、再チャレンジすれば審査に合格するでしょう。

講座を購入すると、通常では講座購入収益の50%が講師に支払われます。講師から受講生へ直接招待で発行された講師クーポンを利用したり、コース紹介リンクを経由した場合は、収益の97%が講師に支払われるのです。

また、講師としての登録時や講座開設時にはUdemyに対して手数料を払う必要がないので、誰もが気軽に講師になり、受講生が増えるほど、収入が増えることになります。

超一流のエンジニアが制作する動画は質が高いので、Q&Aに真摯に回答をすれば、自然と受講生が増加し、大きな収入源となっていくのです。

そのため、超一流のエンジニアはUdemyの講師として講座を開設し、副収入が得られるのです。また、Udemyは講座開設費用が必要がないため、講座の価格が安く抑えられています。

ただし、副収入を得ることを唯一の目的と考えてはいけません。講師となって講座を開設し、以下に示す活動も目的とするようにUdemyから求められています。

  • スキルの共有:皆さんのスキルや知識を共有することで、 新しいスキルを学びたい人、キャリアアップしたい人、自分の趣味を探めたい人を応援すること
  • 自分のブランドを確立:登録者を増やして、世界中の受講生とつながること

これらの活動を通して、世の中の技術レベル向上に貢献してください。

Udemyでは講座を公開した講師が、そのコンテンツに関するあらゆる権利を保有します。  そのため、講師はUdemyのコースを他の教育サービスなどに提供することができますが、制約事項がありますので注意が必要です。

Udemy講師になろう

おわりに

エンジニアとして技術の幅を広げたい方、より深く技術を磨きたい方、そうしたスキルアップを目指す方々に対して、Udemyは期待に応えてくれます。こうして得られたスキルを、次は講師として世の中に広げてください。そのためのシステムをUdemyは提供しています。

Udemyは全てがオンライン講座ですから、時間と場所を選ばずに受講できます。

そして、自宅や職場でハンズオンを繰り返し行って実践することで、技術を完全に身に付けることができ、スキルアップが必ず叶うでしょう。

皆さんも気軽に、かつ真剣にUdemyの講座を受講することで、活躍の場が広がることを期待しています。

なお、本記事に示した講座数や受講者数などは2020年6月27日現在のものです。

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