和製英語ランキング30選!ついつい使ってしまうものから知らずに使っているものまで

英語由来だと思ってカタカナで使っている言葉が、全て英語圏で通じるとは限りません。中には英語圏以外の国由来の言葉や、意味が変化して日本に伝わっている言葉もあります。

そこで本記事では、和製英語ランキング30選を紹介します。

和製英語だと分かっていてついつい英会話で使ってしまうものから、多くの方が和製英語だと知らないであろう言葉まで、幅広く紹介しています。

どういう形で日本に伝わったのかなど、その言葉の本当の由来についても触れているので、楽しみながら和製英語について学べます。

興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

目次

和製英語ランキング30選

以下30の単語は、全て和製英語です。英会話のなかで使用しても通じません。

  • サラリーマン
  • アルバイト
  • フリーター
  • アイドル
  • タレント
  • コンセント
  • レンジ
  • ドライヤー
  • エアコン
  • ホッチキス
  • ビニール袋
  • ペットボトル
  • シール
  • フライドポテト
  • パン
  • ホットケーキ
  • バイキング
  • パーカー
  • マフラー
  • ペーパードライバー
  • デパート
  • コンビニ
  • ユニーク
  • スーパー
  • ガソリンスタンド
  • フリーマーケット
  • マンション
  • コンプレックス
  • ファイト
  • モーニングコール

和製英語だと知っていたものもあれば、今回初めて和製英語だと知ったものもあったのではないでしょうか?

それぞれ詳しく見てみましょう。

サラリーマン

サラリーマンは英語にすると“salaly man”です。しかしこれは英語圏では通じません。

“salaly”は「給与」“man”は「男」という意味です。よって直訳すれば「給料をもらって生活している男」となります。

“salaly”と“man”という単語から意味を推測してもらうことはできるかもしれません。しかし首を傾げられることは確かです。

英語圏では、サラリーマンのことを“office worker”と言います。

アルバイト

アルバイトはドイツ語由来の言葉です。よって英語圏では全く通じません。

英語では、アルバイトのことを“part-time job”と言います。またアルバイトをしている人のことを“part-time worker”と言います。日本でもアルバイトのことを「パート」と言いますが、それと近いです。

またフルタイムで働いている正社員は“full-time worker”と言います。

フリーター

フリーターは、社員として企業に就職せずアルバイトで生活している人のことを指します。フリーランスアルバイターの略のようです。

フリーターも英語圏では通じません。フリーターはアルバイトをしている人のことですので、1つ前の項目で説明したような“part-time worker”と表現します。

アイドル

アイドルは和製英語です。英語圏では“idol”は「偶像」という意味で使われます。

偶像崇拝という言葉があるように、アイドルをある意味崇拝している方は多いです。そういった意味では、本来の“idol”に近い意味で日本語の「アイドル」も使われているのかもしれません。

タレント

“talent”は「才能」という意味の英語表現です。「タレント」は才能がある人という意味で使われていますが、英語圏では通じません。

英語圏ではテレビに出ている人のことを「タレント」と一括りにはしません。俳優であれば“actor”、お笑い芸人であれば“comedian”のように職種に分けて呼ぶことが多いです。

ただし英語圏にも、人気俳優や人気歌手などをまとめて表す言葉として“celebrity”があります。日本語の「セレブ」と同じ意味合いで使われます。

コンセント

コンセントは和製英語です。

アメリカ英語とイギリス英語では表現が異なり、アメリカ英語では“outlet”、イギリス英語では“socket”と言います。

コンセントは和製英語の鉄板なので、覚えておきましょう。

レンジ

“range”は元々「範囲」という意味の英語表現です。よってレンジは英語圏では通じません。

レンジは英語で“microwave”と言います。

ドライヤー

“dry”は「乾く」「乾燥する」という意味の英語表現です。よって一見ドライヤーは英語圏でも意味が通じる表現のように感じられます。

しかしドライヤーは、英語圏では「乾燥機」という意味になってしまいます。

日本語の「ドライヤー」は、英語で“hair dryer”と言います。 「何を乾燥させるのか」を付け足さなければなりません。

エアコン

エアコンはエアーコンディショナーの略です。英語圏ではエアコンと言っても通じないので、略さずに“air conditioner”と言わなければなりません。

また“air conditioner”は冷房のことを意味し、暖房は“heater”と言います。

ホッチキス

ホッチキスは英語で“stapler”と言います。“stapler”はTOEIC頻出単語ですので、TOEICを受験する方は覚えておきましょう。

ホッチキスはとある“stapler”の商品名です。日本ではホッチキスの方が名前として広まったようです。

ビニール袋

ビニール袋は英語で“plastic bag”と言います。

ビニールの英語である“vinyl”はビニールシート“vinyl sheet”のような英語表現で使われることがあります。

ペットボトル

ペットボトルは和製英語です。ペットボトルの「ペット」を「PET」と表記したりしますが、この「PET」はポリエチレンテレフタートの略です。

英語ではペットボトルのことを“plastic bottle”と言います。1つ上で説明したビニール袋と同じで、“plastic”を使う英語表現が日本では別の表現に置き換えられていることは多いです。

シール

“seal”は「密閉する」という意味の英語表現です。“seal”は手紙を封印する時に使う、シーリングスタンプなどで使われます。

キャラクターなどが描かれたシールは、英語で“sticker”と言います。日本語で大きめのシールのことを「ステッカー」と言いますが、その由来が“sticker”です。

フライドポテト

フライドポテトは和製英語です。“fryed potato”を直訳すると「揚げたポテト」となり、一見意味が通じそうなものですが、英語では別の表現を使います。

フライドポテトはアメリカでは“French fries”と言い、イギリスでは“chips”と呼びます。イギリス料理として有名なフィッシュアンドチップスの「チップス」ですね。

パン

パンはポルトガル語の「パオ」が由来となっている言葉で英語由来ではありません。スペイン語では“pan”、フランス語では“pain”と表現します。

パンは英語で“bread”と表現します。パンは日常生活に溶け込んでいる言葉なので、ついつい英語でも使ってしまいがちです。

ホットケーキ

ホットケーキは和製英語です。英語ではホットケーキを“pan cake”と言います。ここで言う“pan”は1つ前に紹介した“bread”のパンではありません。「フライパン」という意味の“pan”です。

最近では日本でも「パンケーキ」という言葉が浸透してきています。しかし日本での「パンケーキ」はスイーツとして上に苺や生クリームが載っているものを指し、バターやメープルシロップだけをかけて食べる「ホットケーキ」とは違う意味で使われているように感じます。

しかし英語では両方をまとめて“pan cake”と言います。

バイキング

バイキングは英語で“buffet”です。日本でも最近はバイキングのことをビュッフェと言いますが、ビュッフェは“buffet”をカタカナにしたものです。

バイキングは北欧の海賊のことです。“buffet”という食事形式がスウェーデンから日本に伝わったためバイキングと呼ぶようになったようです。

パーカー

パーカーは和製英語なので英語圏では一切通じません。パーカーは英語で“hoodie”と言います。

最近では日本語でも、フード付きのパーカーのことをフーディと言ったりしますよね。

マフラー

マフラーも和製英語です。マフラーは英語で“scarf”と言います。マフラーは英語だと、車やバイクについているものに使われます。全く異なる意味になってしまうので注意しましょう。

ペーパードライバー

ペーパードライバーも典型的な和製英語です。ペーパードライバーは、免許証という紙切れだけを持っていて、実際には運転をする能力がない人のことを指します。

ペーパードライバーを意味する英語表現はありません。よって自身がペーパードライバーであることを伝える際には、その旨を英文で説明する必要があります。

デパート

デパートも和製英語として有名な言葉です。デパートは“department store”を省略した英語表現です。

“department”には「部門」という意味があり、会社の部署を表す際に使われます。例えば“sales department”で「営業部」のような形です。

デパートには、いくつものテナントが出店しています。「部門」がいくつも集まっている店として英語圏では“department store”と言います。日本の百貨店のようなニュアンスですね。

コンビニ

コンビニは、コンビニエンスストアの略です。これはすでにご存知の方も多いのではないでしょうか?

よってコンビニでは通じず、英語では“convenience store”と言います。

日本はコンビニ大国として知られています。海外、特に欧米圏には日本や他のアジアの国々ほどコンビニはありません。

ユニーク

ユニークは日本語では「独特」「面白そう」と言った意味で使われています。英語でも“unique”という表現はありますが「唯一」「他に例がない」といった意味で使われるので注意しましょう。

スーパー

スーパーはスーパーマーケットの略です。コンビニやデパートと同じく、略したままでは伝わりません。

英語圏では“super market”と言います。また“super market”ではなく“grocery store”という表現を使うことも多いです。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドも典型的な和製英語です。ガソリンスタンドの英語表現はアメリカ英語とイギリス英語で異なります。

まずアメリカ英語ではガソリンスタンドは”gas station”と言います。またイギリス英語ではガソリンスタンドを”petrol station”と言います。

フリーマーケット

フリーマーケットも和製英語です。

フリーを“free”と勘違いしている方がいます。「自由にものを出品できるマーケット」という意味ですね。

しかしフリーマーケットのフリーは“flea”は「蚤」という意味です。日本でもフリーマーケットのことを「蚤の市」と言ったりしますよね。

フリーマーケットは“free market”ではなく“flea market”である点を覚えておきましょう。

マンション

マンションは英語で“mansion”と表記されます。そして“mansion”は英語で「豪邸」という意味があります。

日本ではエレベーターが付いている住居であればマンションと言いますが英語圏の方が聞くと「え?そんなに豪邸に住んでいるの?」と驚きます。

日本で使われるマンションは、英語で“apartment”と言います。本当に豪邸に住んでいるのであれば“mansion”でも問題ありませんが、ほとんどの方にとっては“apartment”の方が適切な表現であるはずです。

コンプレックス

コンプレックスは日本では「劣等感を感じること」や「自分の体や性格で気になること」と言った意味で使われます。

しかし“complex”には「複雑な」という意味があります。また建物の「複合施設」を指す言葉としても使われます。

海外では建物名に「〇〇complex」と付いていることが多々あります。

ファイト

ファイトは、日本ではスポーツの応援をする時に使われます。しかし“fight”は英語で「戦う」という意味があります。

モーニングコール

ホテルで朝起きるために電話をかけてもらうことを日本では、「モーニングコール」と言います。しかし英語圏ではモーニングコールではなく“wake up call”と言います。

ただしスマホが普及した今、“wake up call”をお願いする機会はほとんどありません。

まとめ

和製英語ランキング30選を紹介しました。

初めて知った和製英語がいくつもあったのではないでしょうか?単語帳を眺めるだけでなく、こういった視点で楽しく英語を学ぶことも大切です。

英語の語彙力を増やしたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

関連記事:英単語は何個覚えればいい?大学受験やTOEICなどジャンル別に解説

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