小学生の通信講座は当たり前?通信講座を受ける理由やメリット・デメリットを紹介します

小学生の通信講座

小学校へ入る前から通信講座のダイレクトメールが頻繁に届き始めた、そんなお宅も多いのではないでしょうか。

「おなじクラスの〇ちゃんは通信講座を始めた、って言っていたけれど実際どうなの?」
「うちの子には合っているのかな?」

小学校へ入ると、通信講座を受けている子の割合がグッと上がったように思えます。
昔から通信講座は存在していましたが、今と昔で変化があったものも。

この記事では、通信講座を小学生が受ける理由や、メリットとデメリットを解説しています。
通信講座を受けさせるかどうか迷っている親御さんは、ぜひ参考にしてください。

目次

小学生が受講する通信講座の種類

小学校の授業以外の場面で学習できる通信講座には、大きく分けて2種類あります。

  • オンライン教材
  • 紙の教材

どちらも、毎月教科書に沿った内容の教材が送られてくる共通点があります。

それでは2種類の通信講座の特徴を具体的に見てみましょう。

オンライン教材

オンライン教材には以下の2つのものがあります。

  • 通信講座から支給される学習専用タブレットを使う
  • 自宅にあるタブレットでアプリをダウンロードして使う

どちらも、タブレットやスマートフォンといったデジタル端末を使って学習します。
大きく違う点は、支給品を使うか、自宅にあるものを使うかということです。

さらに違いを見てみましょう。

通信講座のオンライン教材アプリの教材
講座の進み具合授業の進み具合に近い自分のペースで進める
月額料金2,500~8,000円程度無料~1,000円程度
メリット・授業に沿った学習が可能
・全国の同学年のレベルがわかる・親が管理しやすい
・アプリによってはゲーム要素があるため楽しめる
・苦手部分だけの学習が可能

通信講座から支給されるタブレットを使った教材は、教科書にそった内容の講座が月の始め(前月末)に配信されるため、親が授業内容を把握していなくても、授業に沿った内容の学習ができるのが特徴です。

また、学習履歴や同じ講座を受けているほかの子供の状況が把握できるメリットがあります。

月ごとの学習状況に応じてランクが決められたり、ご褒美のアイテムがもらえたりするため、学習の励みになりやすい子も多いようです。

一方、アプリ教材の場合は、授業に沿った学習が配信されることはありません

その代わり、ひき算が苦手な子であれば徹底的にひき算の学習をすることが可能です。

アプリの良さはゲーム要素の強いものが多く、勉強が苦手な子でも気が付いたら計算が好きになっていた、という状況に持ち込みやすいこと。

また、無料のアプリであれば月額費用の心配もありません。

授業の副教材の位置づけで学習させたい場合には通信講座専用のオンライン教材、費用をかけずに勉強嫌いを克服したい場合はアプリ、がおすすめです。

紙の教材

紙の通信講座の教材は、毎月送られてくる紙の問題を解いて返送するというものです。

返送してからしばらくすると、丸付けされた答案が届きます。間違った部分には解き方なども丁寧に記入されて、苦手な部分を自覚できます。

申し込む講座によっては、工作などの副教材がついてくることもあります。

タブレット教材と違い、紙の教材は机に座った姿勢でないと学習できません。
そのため、学習の姿勢を重視する場合には紙の教材が合っていると言えます。

小学生が通信講座を受ける理由

小学生に習い事をさせるにあたって、学習塾ではなく通信講座を選んだ理由とはどのようなものがあるのでしょうか。
学習というジャンルの習い事でも、学習塾と通信講座には違いがあります。

具体的にどのような理由で通信講座を受けているのか、見てみましょう。

勉強習慣がつけられる

通信講座には、楽しく講座が受けられるような工夫が施されています。

講座を進めるとゲームができる、貯めたポイントでプレゼントと交換できる、など学習以外のご褒美が用意されていることがほとんどです。

そのため、毎日学習する励みとなり、気が付いたら勉強習慣がついていた、ということにつながります。

時間を選ばずに学習できる

通信講座は自宅で学習するため、時間を選ばずにできます。

学習塾は時間割が決まっているため、決められた曜日と時間に通う必要があります。
そのため、働いている親御さんが送り迎えする負担が出てきてしまうのです。

ほかにも学習以外の習い事を優先させたい場合などは、時間が合わないといったことも出てきてしまうでしょう。
その点、通信講座であれば時間の融通が利いて、場所を選ばず学習できるメリットがあります。

楽しく学習できる工夫がある

勉強習慣につながる部分ではありますが、通信講座には楽しく学習できる工夫がたくさん用意されています。

特にタブレットを使ったオンライン教材の場合は、講座を一定数こなすと自分のキャラクターをデコレーションできるアイテムがもらえたり、ゲームの時間が増えたりといったご褒美があるのです。

勉強と離れたところにご褒美があると不安になってしまいますが、学習のモチベーションが上げにくいという子には、取り組みやすい工夫だといえます。

塾よりも安い

通信講座は学習塾よりも大幅に料金が安い、という特徴があります。

学習塾は学年や受験対策などでも料金は変わりますが、5,000〜20,000円あたりが月謝の相場です。

対して通信講座は2,500〜8,000円程度

学習塾ほどの費用は出せないけれど少しでも学習能力をアップさせたい、学習習慣をつけたい、という人が通信講座を選ぶこともあるようです。

オンライン教材のメリットを3つ紹介

この章ではオンラインの通信講座のメリットを紹介しています。

具体的にどのようなものなのか見てみましょう。

【メリット】問題の解き方が分かりやすい

タブレットを使ったオンライン教材は、動画や画面を動かして学習できます。
そのため、図形であれば360度の方向から確認できますし、植物の成長の様子などが動画で見られるのです。

文章を読んで理解するのが難しいと感じられる場合も、順を追って読み上げて説明してくれるので、解き方が分かりやすい特徴があります。

【メリット】楽しめる要素がある

オンライン教材は受講した講座の数や、見直しの数などに応じてキャラクターやゲームで遊べる時間が獲得できます。

講座自体も、正しい答えを撃ち落とすように答えるシューティングゲームのような要素が含まれたものや、タイムトライアル形式の計算ドリルなどもあります。

また、オンラインでつながっているほかの子供とリアルタイムで計算対決ができるなど、楽しみながら学習できるのもポイントです。

【メリット】月ごとで学習の進み具合やランクが分かる

オンライン教材は1カ月の受講数や勉強時間に応じて、自分がほかの子と比べてどれくらい頑張ったのかを確認できる仕組みがあります。

このようなランク分けは毎月あるため、学習の励みにもなります。
年に何度かは学力診断テストのようなものがあり、理解度を確かめる機会も用意されています。

オンライン教材のデメリットを3つ紹介

オンライン教材のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

具体的に見てみましょう。

【デメリット】遊びの要素に気を取られやすい

オンライン教材には楽しめる要素として、さまざまな「ご褒美」が存在します。
このご褒美に気を取られてしまうことで、学習時間を無駄使いしてしまうことがあるのです。

ゲームは講座を受けないとできないように設定できますが、カメラやメッセージ機能は条件を問わず使えます。
そのため、気が散ってしまうと、ご褒美としてもらったアイテムやカメラなどで遊んでしまうことがあるのです。

【デメリット】深く考えずに講座をこなしてしまいやすい

オンライン教材は視覚的に分かりやすいことがメリットですが、問題を見ただけで答えが分かってしまうことがあります。

初めて受ける講座であれば慎重に取り組みますが、何度か解いている問題だと問題文を読まずに答えてしまうことも。
目で見てすぐに答えが分かってしまうことがあるため、深く考えずに講座をこなしてしまうデメリットがあります。

【デメリット】学習の姿勢が保ちにくい

オンライン教材はタブレットを使って学習するため、場所を選ばず学習できてしまう特徴があります。
どこでもできるのはメリットですが、どんな姿勢でもできてしまうことは気をつけたいところ。

紙と違ってソファで寝転んでも講座が受けられるので、学習の姿勢とはかけ離れた状態になってしまうというのもデメリットのひとつです。

しっかりと机に座って学習する、という姿勢が保てるようにするには声掛けが必要です。

紙の通信講座教材のメリットを3つ紹介

この章では、紙の教材のメリットを紹介しています。

具体的にどのようなメリットなのかを見てみましょう。

【メリット】机で学習する習慣がつけられる

紙の教材の場合は、必然的に机で学習することになります。

机と鉛筆を使って問題を解くのが基本であるため、紙の教材は机で正しい姿勢を保ちながら学習する習慣がつけられるメリットがあります。

【メリット】学校と同じように学習できる

紙の教材は、学校と同じように学習できるメリットがあります。

学校の授業は、ノートやプリントに鉛筆で書きながら進めていくのが基本です。
紙の教材も学校の授業と同じように紙と鉛筆を使うため、授業との違和感なく自宅で学習できるのが特徴です。

【メリット】タブレットよりも学習効果が高い

紙で書いて学習すると、タブレットやスマートフォンで学習したものよりも記憶の効率が良いとの報告があります。(参考:東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部 紙のノートの脳科学的効用より)

調査では、紙に記入した人の脳の記憶領域は活発になり、情報がしっかり頭に入ったことが分かりました。
このことから、学習効果が高いのは紙に書いて学習した方だということになります。

紙の通信講座教材のデメリットを3つ紹介

では、紙の教材のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

具体的にどのようなものなのか、見てみましょう。

【デメリット】親の管理が必要

紙の教材の場合は、近くで親がどの内容をどれくらい学習しているのかを確認する必要があります。

タブレット教材の場合は毎日の学習の講座や量を、タブレットが提示してくれます。
しかし、紙の教材の場合はそうもいきません。

教材をどれくらいのペースで学習していくか、親が管理しないとやり残しの講座が増えていく可能性があります。

【デメリット】張り合いがない

紙の教材は、問題を解いた時期と回答の時期にタイムラグが生じるため、張り合いがないと感じることがあります。
紙の教材の場合は、1カ月に1度、問題を解いた用紙を返送して講座を進める方式が基本です。

そのため、計算問題を対戦形式で解いていくことなどができず、毎月のランクなども分かりづらいため、張り合いがないといったデメリットがあります。

【デメリット】復習しづらい

紙の教材の場合は、問題を解いた時期と回答が返送される時期が開いてしまうため、すぐに苦手な問題を復習することが難しいというデメリットがあります。

回答時期と返送時期がずれるため、間違った問題を復習しようと思ったときには、授業が終わっていることが多いのです。

そのため、苦手を克服する意欲が低くなり、間違った問題はそのまま、ということも。
回答が返ってきてから復習させるためには工夫が必要です。

通信講座を効果的にするための方法

オンライン教材と紙の教材はそれぞれ特徴が異なることから、メリットとデメリットも変わってきます。
しかし、オンライン教材も紙の教材も子供が自宅で学習するということに違いはありません。

通信講座の効果を高めるには、どのような工夫があると良いのでしょうか。

具体的に見てみましょう。

やらせっぱなしにしない

通信講座の教材を使うときは、親もなるべく声をかけるなど、かかわることが大切です。

オンラインの教材は遠隔でも学習内容を確認できます。

しかし、問題を解いているときに、つまずいていないか、ほかのことに気を取られていないかなど、学習しているときの状態を確認するのがベストです。

講座を受け終わったら、どの問題を解いたのか、どれくらいの時間がかかったのかを親子で共有して、「いつも見ているよ」という姿勢を子供に見せられると良いでしょう。

「今日はたくさんできたね」「この問題は苦手だけど頑張ってみよう」などの声掛けができると、子供の学習に対するモチベーションが高まるはずです。

毎日少しでも講座を受ける

通信講座の学習は毎日続けることで、効果を発揮します。
ほかの習い事があったり学校からの帰りが遅くなったりするときは、通信講座は後回しになりがちです。

しかし、やっていない講座を一気に月末近くにやると、回答をただ埋めていくことだけになって、学習の効果が落ちてしまいます。

毎日少しずつ講座を受けることで学習習慣がつけられ、苦手な問題も把握しやすくなります。
どうしても時間が取れないときは10分でもよいので、講座を受けるようにしましょう。

レベルアップ教材を使う

通信講座でさらに学習効果を高めたい場合は、レベルアップ教材を申し込むと良いでしょう。

通信講座を続けていると、「簡単に解いてしまうため、身になっているのかわからない」「もっと長い時間学習してほしい」などのケースが出てくることも。

そのような場合は、レベルアップ教材を追加で申し込むと、さらに学習効果を上げられるはずです。

不得意な単元を集中的におこなう

オンライン教材でも紙の教材でも、不得意な単元は集中して学習することが大切です。

通信講座の教材では足りないと感じた場合は、市販のドリルやスマートフォンの学習アプリなどで新たな問題を解くと、学習回数を増やせます。

苦手を克服しておけば、ほかの単元への不安要素がなくなりますし、学習意欲も湧いてきます。
不得意な単元は、通信講座と一緒にほかの教材などを組み合わせてでも克服することが大切です。

オンライン教材か紙の教材かは子供の性格に合わせるのがベスト

オンライン教材と紙の教材には、それぞれ異なった特徴があります。
そのため、どちらにしようかと迷ってしまうのも無理はありません。

通信講座には1カ月無料のような、特典がついているものもあるので上手に活用するのも方法のひとつです。その際には、子供の意欲や性格に合わせることが大切です。

学習効果を上げられるように、大人が判断して導いてあげるのが最も良い方法であることを忘れないようにしましょう。

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